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海外在住のデジタルノマド&WEBコンサルタントです。主にアジア各国を中心に周遊しながら生活しています。PUB&CAFEのテーマは自分の時空を超える「TIME TRAVEL」。TIME=Travel + Internet +Money +ENglishを主なテーマにパブやカフェで気楽に話すようにブログを書いて行きたいと思います。

海外旅行保険とクレジットカード

海外旅行保険付きクレジットカードのおすすめと5つの確認事項。

いざ、海外に旅立つときになると海外旅行保険について考えなければなりません。その時になって「クレジットカードをもっていると海外旅行保険がついてくるはず」という事を思い出す方も多いかと思います。

クレジットカードで海外旅行保険の適用を考えた時、

①どうすれば補償期間が始まるのか。・・・確認1「自動付帯か利用付帯か」
②治療を受けるときどこで?費用は立て替えるべきか。・・・確認2「支払い方法について」
③補償内容が十分だろうか。・・・確認3「補償内容について」
④いざというときどこに連絡すればいいのだろう。・・・確認4「緊急時について」
⑤いつまで保険の適用期間になるのか。・・・確認5「期間について」

以上のことを理解していただいた上で、次に海外旅行保険付きのおすすめクレジットカードを紹介していきたいと思います。

おすすめのカードに関しては、特にニーズの多いものを紹介したいと思います。

①年会費無料で持っているだけで保険が適用されるカード。
②家族、子供にも保険が適用されるカード。
③海外旅行がより快適になり、かつ保険が付帯されているカード。

では、まず海外旅行保険付きのクレジットカードの重要な5つの確認事項から説明致します。

 

1. 海外旅行保険付きカード|5つの確認事項。

確認1. 自動付帯か利用付帯か。

海外旅行保険が付帯しているカードだがいつ補償期間が開始されるのか、カード会社に連絡する必要があるのか、といった事を疑問に思われた方もいるかと思います。基本的には、海外旅行保険が付帯されているクレジットカードには補償開始となる条件として2種類の方法があります。

①自動付帯・・・カードをもっているだけで保険が適用される。
②利用付帯・・・旅行中にカードを利用することによって保険が適用される。

①の自動付帯のカードであれば「何もしなくても持っているだけでOK」であり、②の利用付帯の場合は「持っているだけではNG。利用してはじめて保険が適用される」カードであることを覚えておきましょう。また、利用付帯にも何に支払ったかによって適用されるかどうかが決まる場合もあるので利用付帯カードの場合は、その点もよく確認しておきましょう。

 

確認2. 支払い方法:立て替えか、キャッシュレスか。

次に、海外で保険適用時の支払いに関しての確認です。有名な話でアメリカで虫垂炎になったり医療費の高い国で数週間入院するとすぐに数百万という金額がすぐに必要となってしまって驚いた!といった話を聞いたことがあるかもしれません。

そのため保険が適用された場合でも支払いを多額の現金で立て替えるか、それともキャッシュレス(立て替えの必要がない)かは重要なポイントになります。海外旅行保険の補償額が十分な場合でも「キャッシュレスか、立て替える必要か」というポイントは必ず確認しておきましょう。

 

確認3. 補償内容/額について。

海外旅行保険の補償内容で重要なのは主に病気になったときの費用「治療・救援費」と、盗難などにあった際の「携行品損害」の2つだ (旅行保険の補償内容や必要となる目安の補償額を知りたいかたは「海外旅行保険が必要な3つの理由」を参考にしてください)。

ここで説明したい重要なポイントとは、カードを複数枚もっていた場合の以下①②となるという事実です。この点はクレジットカードで海外旅行保険を利用する場合、非常に重要なポイントになります。

①死亡補償に関しては最も高い額が適用される。
②その他の補償に関しては「合算」される。

治療費は合算される。

つまり、クレジットカードを複数枚もっていれば死亡保障以外の補償は合算されるとういうことです。仮に治療費が100万補償のカードが2枚あれば補償額は合算して200万円。死亡補償が5000万円と2000万円のカードがあれば、高いほうの5000万円となります。

あなたが所有しているカードの死亡補償以外を合算してみるとご自身の「クレジットカードの海外保険補償額」となるので確認しておくことをおすすめします(先ほども述べたように自動付帯か利用付帯かは注意!)。

 

確認4.緊急時の連絡先/事故対応について。

海外で病院に行く必要になった時、医療費キャッシュレスのクレジットカードの場合、まずはクレジットカードの海外電話相談番号に電話して最寄りのキャッシュレス対応の病院を紹介してもらいましょう。それから診断に向かうことになります。確認せず飛び込みで病院に行った場合はキャッシュレスにはならない場合が多いので注意が必要です。

また治療費以外の補償に関しても提出が必要な書類や、申請をする期間が決まっている場合が多いので、トラブルが起きた際は早めに確認しておく事が大切です。

そして意外に多いのが、普段国際電話をかけなれていたにと電話の掛け方がわからないというケースです。特に、トラブル時は気が動転しているだろうから、あとでネットで調べようと思うより「クレジットカード会社の海外連絡先」と「国際電話の掛け方」はすぐに確認できるようにスマホなどにメモしておくことをおすすめします。

国際電話の掛け方:
①電話番号「018-888-9289(楽天カード)」の場合。
②先頭の「0」を取り国際電話識別番号「001」を入力後、日本の国番号「81」を付ける。
③「001-81-18-888-9289」で発信すれば繋がる。

 

確認5. 期間について

海外旅行保険付帯のクレジットカードのほとんどが保険期間は3ヶ月(90日)に設定されていますが、それに満たないカードもあります。そのため、長期で海外に行く際には必ず確認しておきましょう。

 

◎旅行保険付帯クレジットカードのチェックポイント

再度、クレジットカードで確認していただきい項目をまとめます。

①自動付帯か、利用付帯か。
②キャッシュレスかどうか。
③補償内容、補償額は十分か。
1、死亡補償は所有しているカードで最も高額な補償額となる。
2、そのほかの補償が合算したものが補償額となる。
④緊急時の連絡先、電話方法を確認。
⑤カードの保険期間を確認。

以上をご理解頂けたら、つぎに海外旅行保険が付帯しているおすすめクレジットカードをご紹介します。

 

2. 海外旅行保険付きおすすめクレジットカード

2−1.年会費無料:持っているだけで保険が適用されるカード。

最初にご紹介するのは「自動付帯&キャッシュレス&補償額が多い」+「年会費無料」のクレジットカードです。海外旅行保険をクレジットカードで利用するなら絶対にはずせないカードです。無数にあるクレジットカードのなかでこれだけの条件が揃っているのは非常に珍しく海外旅行保険をカード選びのテーマにするなら、ぜひとも発行したいおすすめのカードです。

◎「JCB EITカード
◎「エポスカード

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
JCB EIT
JCBETカード
2,000万円 150万円 2,000万円 20万円 100万円
エポスカード
海外旅行保険ならエポスカード
500万円 200万円(+) 2,000万円(+) 10万円(+) 200万円(+)
合計 2,000万円 350万円 4,000万円 30万円 350万円

2−2. 家族、子供にも保険が適用されるカード。

クレジットカードのなかには家族も保険対象になるカードがあります(家族特約と呼ばれている)。持っているだけで、自身が旅行にいっていなくても家族が補償対象となります(たとえば配偶者と子供だけで海外旅行にいったとしても補償は適用される)。また、家族特約のカードでも本人以外(家族)はキャッシュレス対応不可で立て替えとなるカードも多いですが、以下のカードは家族特約+家族もキャッシュレスとなっているのが特徴です。

◎セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカード(自動付帯/医療費キャッシュレス)

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカード
海外旅行保険ならセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカード
5,000万円 300万円 3,000万円 30万円 200万円

2−3.海外旅行がより快適になり、かつ保険が付帯されているカード。

楽天プレミアムゴールドは世界400以上の都市、120以上の国や地域で800ヵ所以上の空港ラウンジを使用できる「プライオリティ・パス」が無料で使える唯一のカードです(通常プライオリティ・パスはプラチナ以上でないと付帯しない)。度々空港を利用する方にとっては年会費1万円でも十分にもとがとれる「空港での過ごし方」をかなり快適にしてくる1枚なので旅行好きなら是非とも作っておきたいカードです。

楽天プレミアムカード(自動付帯/医療費キャッシュレス)

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
楽天ゴールド
楽天ゴールド
5,000万円 300万円 3,000万円 50万円 200万円

 

尚、上記のカードを発行する際はのポイントはお手持ちのカードが「VISA+α」にしておくことことをおすすめします。海外で最も使用できる「VISA」ブランドと、もう1種類違うブランドをもつことで使用できる幅が広がります。

 

3、まとめ:海外旅行保険付きクレジットカード

クレジットカードに海外旅行保険が付帯していることはカード所有者なら知っている方は多いかと思います。しかし、その多くの人が海外旅行保険付きのクレジットカードを過信している、もしくは補償額を合算できることを知らずに過小評価しているなと思う事が多々あります。

ただしい知識を持つことで、一度自分のカードを見直しておくだけで海外に行く度に時間と手続きの手間を省く事が出来、何よりしっかりと理解しておくだけで、有事の際に慌てずに対応できるという事が何よりのメリットかと感じます。事故発生後におもわぬ出費や不安になるまえにしっかりと事前に確認できることが確認し、必要であれば補償額を増額する仕組みをつくっておきたいところです。

PHOTOGRAPH BYhrp_images now(Credit Cards)

海外旅行保険とクレジットカード

クレジットカードを利用して海外旅行保険に安く賢く加入する方法。

海外旅行保険は掛け捨ての保険にも関わらず、必ず加入しなければならないものです。

特に海外に行く回数が多い方や海外での滞在期間が長い方は、もう少し安くならないかとな・・思った事はありませんか?また、あわてて空港で保険の手続きをして思ったより高くなったという経験もある方も多いかと思います。

今回は海外に行く度に、「①毎回の手続きが簡略化され」「②支払い金額が安くなるよう」いかに海外旅行保険に賢く加入するかという点に絞って手順をご紹介したいと思います。

 


1. 旅行保険に安く賢く加入する為の3つのステップ

海外旅行保険に安く賢く加入する方法

STEP1. 手持ちのクレジットカードの補償額/内容を確認する。

すでにクレジットカードをお持ちの方は、まずはカードに付帯している海外旅行保険の内容を確認してみましょう。カードの内容によって補償内容や額は大きく異なります。年会費無料でも補償額が大きいものもあれば、ゴールド以上のカードでも補償が驚くほど低いものもあります。

チェック項目は以下の3つです。

1、自動付帯か利用付帯か。
・持っているだけで補償が適用されるのか、現地でカードを使わなければ補償されないものか。
2、キャッスレスかどうか
・治療費が立て替えになるかどうか。
3、各補償額の確認
・特に補償の支払いの98%を占める治療費、救援費、携行品損害、旅行事故緊急費用※1。

また、カード付帯の保険は死亡保障を除き、合算が可能となります。もしあなたが3枚のカードをもっているとすれば、それぞれのカードの合算額が補償されるという意味です。

治療費は合算される。

死亡補償はそのカードのうち最も高額なものが適用される事も覚えておきましょう。複数毎お持ちであれば簡単な表をつくってまとめておくと後々便利かもしれません。

海外旅行保険の必要な補償内容、必要額の目安について知りたい方は「海外旅行保険が必要な3つの理由」の記事(ページ下部)を参考にして下さい。

 

STEP2. 年会費無料のクレジットカードを複数枚申し込む。

手持ちのクレジットカードでは補償額が足りないとわかった場合、以下の年会費無料のクレジットカードを発行しましょう。無数にあるクレジットカードのうち「JCB EIT」と「エポスカード
」の2枚が断然おすすめです。

特筆すべきて点としては、

1、自動付帯である(持っているだけで補償が適用される)。
2、キャッシュレス対応である(無料で治療が受けられる)。
3、補償額が大きい。
4、発行しやすい。
5、年会費が無料。

つまり上記で紹介したカードは「発行しただけで多額の海外旅行保険の補償が自動/無料で受けられる」というカードです。海外旅行保険をクレジットカードで補う場合は絶対発行しておいたほうがいいカードです。数あるクレジットカードでもこの条件を満たす物は非常に少なく、さらに2枚カードを発行すると合算で以下の金額が自動で補償されます。

 

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
JCB EIT
JCBETカード
2,000万円 150万円 2,000万円 20万円 100万円
【エポスカード】

海外旅行保険ならエポスカード
500万円 200万円(+) 2,000万円(+) 10万円(+) 200万円(+)
合計 2,000万円 350万円 4,000万円 30万円 350万円

上記の2枚を発行し、手持ちのカードの補償額を合算して頂ければかなり補償額もかなり大きくなるはずです。海外に行くたびに保険料を支払っていた方は、出発のたびに保険に申し込む必要も無く、保険料の大きな節約になることがおわかりいただけるかと思います。

また、クレジットカードを持っていないという方は、この際にカードを作っておくことをお勧めすします。今や海外旅行にクレジットカードは必須で、多額の現金を持ち歩く必要がなく、キャッシングにも利用でき、何より飛行機の予約などカードがなければ支払いさえ出来ないという場合もあります。

上記のカードは比較的若い方でも取得しやすく、審査も緩いです。海外旅行に行く際にはクレジットカードは必須のものになりつつあるので、どちらか1枚作る場合であれば海外でもっとも使用できるブランド「VISA」が使えるエポスカードを作るのをおすすめすします。まだカードを発行したことがない方はこの機会に発行しておきましょう。

 

STEP3. 補償の上乗せをしたい方はバラ掛け(必要な分だけ)で申し込む。

もし自身のクレジットカードの補償内容、年会費無料のカードを発行してもまだ補償内容に不安を感じられる方は「必要な分だけ」補償を上乗せしましょう。

通常、海外旅行保険に申し込む際はこちらから指定しなければセットで申し込みをすることになります。手間が省ける分、余分と思われる補償内容がついていてもセット価格で割高の保険料を支払う事になりますが、自分が必要としている補償内容と補償額さえ把握していれば簡単に申し込みができます。

バラ掛けする際は、ネット専門の海外旅行保険で加入するのが断然おすすめです。クレジットカードの補償を除くと最も保険額が安いのがネット専用の旅行保険会社です。ネットに特化することでランニングコストを減らし空港や旅行代理店で加入するよりも安く保険を提供しているのが特徴なので是非利用してみましょう。

ネット専用の海外旅行保険でおすすめは「t@bihoたびほ」です。

※ただしフリープラン(バラ掛け)とはいえ、最低補償額や内容があらかじめ制限されていますので100%カスタマイズできるわけではありません。

 


2. 【補足】旅行者タイプ別/賢い旅行保険の加入方法

2-1. 年に複数回海外に行く方はゴールドカードを作成する。

年に複数回海外に行かれる方は、ラウンジ利用などもサービスが付帯しているゴールドカードを検討してみるのがおすすめです。繰り返し海外に行く事を考えれば、年会費を払っても十分に安く、様々なサービスが利用できるので旅行者にとっては大変お得なカードがたくさんあります。先にあげた年会費無料のカードと海外旅行に便利なゴールドカードを発行するだけで合算すれば700万近い治療費が補償されますので旅行保険とはしては十分な額になります。

おすすめするのは次の2枚です。
◎セゾンゴールド・アメリカン・ エキスプレス・カード
(自動付帯/医療費キャッシュレス)

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
セゾンゴールド・アメリカン・ エキスプレス・カード
海外旅行保険ならセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカード
5,000万円 300万円 3,000万円 30万円 200万円

このカードの特徴はなんといっても「家族特約」。自分がカードを持っているだけで、家族(配偶者・子供・親)までも海外旅行傷害保険を受けられるという、非常に優れた特典がついていることです。このカードをもっているだけで、自分が同行しない海外旅行にも家族に保険が適用される!とういう素晴らしい特典がついています。ご家族がいる方はぜひとも持っておきたいおすすめの1枚です。

また、以下のカードは世界400以上の都市、120以上の国や地域で800ヵ所以上の空港ラウンジを使用できる「プライオリティ・パス」が無料で使える唯一のカード(通常プライオリティ・パスはプラチナ以上でないと付帯しない)。度々空港を利用する方にとっては年会費1万円でも十分にもとがとれる「空港での過ごし方」をかなり快適にしてくる1枚です。

◎楽天プレミアムゴールド(自動付帯/医療費キャッシュレス)

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
楽天ゴールド
楽天ゴールド
5,000万円 300万円 3,000万円 50万円 200万円

 

 

2-2. クレジットカードを発行したくない方はネットで申し込む。

上記のSTEP3でも触れましたが新規でクレジットカードを発行したくないという方はネットの保険会社をおすすめです。そしてその中でもおすすめしたいのが「t@bihoたびほ」「t@bihoたびほ」の引受保険会社ジェイアイ傷害火災保険は、旅行業最大手のJTBグループと世界的な規模で損害保険事業を展開するAIGグループとの合弁会社で業界での知名度も高く

ネット保険は保険料が安く、サービス内容も他で申し込むのと遜色ないのがメリットです!

ただしもちろんデメリットもあります。それは「持病対応」「歯科治療対応」に弱いということです。持病の悪化を補償する保険商品もあるが、これらの補償は対面契約が必要になるのでネット保険では補償できません。持病の不安を抱えている方には、ネット契約の保険はお勧めできませんが、それ以外の方にはネット保険で契約するのが最も賢い選択になります。

 


まとめ:海外旅行保険は自分にあったものを賢く選ぶ。

海外に行く際、海外旅行保険はかならず加入しよう。ただし、クレジットカードを持っていれば大丈夫、言われたとおり申し込んだというのも危うい・・・。自分が加入している保険に関して、補償内容、額、その他しっかりとした知識を是非もっておきたいおものです。

以下に、上記で紹介した手順をまとめます。

STEP1. 手持ちのクレジットカードの補償内容/額を確認。
SETP2. 会費無料のクレジットカードを2枚申し込む。
STEP3. 足りなければネット保険会社で必要な補償をバラ掛けする。
補足1. 年に複数会行く方はゴールドカードを検討。
補足2. クレジットカード以外はネット保険が最も安い。

特にSTEP1、2の行程をしっかりとやっておけば以後海外旅行にいく際に、保険料を支払う必要もなく、準備する手間も省けるので是非取り組んでみてください。

PHOTOGRAPH BYpicture of money(insurance)

海外旅行保険は必要

海外旅行保険は必要ないは嘘?保険が必要な3つの理由。

あなたは海外旅行に行く時に「海外旅行保険への申し込みは本当に必要なのだろうか」と疑問に思った事はないでしょうか。

海外旅行保険は空港やネットで手軽に申し込みをすることができるが決して安い物ではない。掛け捨ての保険にもかかわらず滞在期間が長くなると旅行代金の大きな負担になってしまう場合もあります。

特に初めて海外旅行に行く方は海外旅行保険に対して違和感を感じることが多いかと思います。そして旅慣れた方でさえ自分の保険が適正であるかどうかよくわからぬまま、勧められるがままに入っていることも多いでしょう。

このページでは、海外旅行保険について以下のような疑問を持っている方に読んで頂きたいと思います。

・なぜ海外旅行保険に加入する必要があるのか。
・自分に必要な補償内容、必要な補償額とはいくら位なのか。

また、上記を理解したうえでより具体的な内容を知りたい方は以下の記事がおすすめです。
※これから保険が必要だ!という内容が続く訳ですが、掛け捨てで多額の保険料を払うことをおすすめしているわけではありません。加入は必要だが、無料で保険を受ける方法を早く知りたいというかたはこちらの記事にまとまっています。

・クレジットカードを利用して海外旅行保険に安く賢く加入する方法。
・海外旅行保険付きクレジットカードのおすすめと5つの確認事項。

 

 

是非、これを機に海外旅行保険への理解を深めてより安全で快適な旅を楽しんで頂きたい。

 

1. 海外旅行保険が必要な3つの理由。

理由1. 海外での事故発生率の高さ。

海外旅行保険
Picture:外務省:海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

保険会社の発表しているデータでは海外旅行保険加入者のうち28人に1人の割合で保険金支払いに至っている事実(※1)があります。

28人に1人というと少なく感じる方もいるかもしれませんが、例えるなら大型観光バスでツアーに参加した観光客のうちバス1台に1人はなんらかのトラブルに巻き込まれているということになりますので少ないとは言いきれないでしょう。

またこのデータはあくまで保険加入者のなかでの割合ですが、比較的旅費が安く観光客に人気の都市(たとえばバンコク、バリ、セブなど)では保険に入らずに渡航する方も多く、こういった都市ほど携行品など盗難事例は多発しており、そういった被害は事故数に含まれていないということも考慮する必要があるでしょう。

また地域傾向として、ヨーロッパはスリなど盗難&強盗事件が多く、アジア&オセアニアは置き引き被害、衛生環境が日本と違う場所が多く食事から体調を壊しての入院医療費などが多くなります。

現地情報に関して、出国前に外務省:海外安全ホームページで最新治安情報を忘れずに確認しておくことをおすすめします。
※1:ジェイアイ傷害火災保険株式会社 2014年調べ http://www.jihoken.co.jp/data/trouble.html

 

理由2. 意外なほど高額な治療費/救援費用がかかる。

日本では医療は公的保険というイメージが強いが、海外ではビジネス/サービス業であるというのが一般的な考え方でそのため医療費も高額となります。

救急車を頼むだけでも5万円以上(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)、入院1日で日本の30万以上といった国もあり、医療費は国によって違いますが日本の医療費は諸外国とくらべて安いという認識で旅立つことを忘れないようにしましょう。

また、出国前には念のためジェイアイ傷害火災保険株式会社 海外医療事情で滞在先の医療費の目安を確認しておくをおすすめします。より詳しく知りたい方は世界の外務省データ:世界の医療事情で確認する事もできます。

 

理由3. 日本語でのサポートが受けられる。

事故やトラブルにまきこまれると誰でも不安を覚えるものです。とくに不慣れな土地、海外で言葉も通じず慣習もわからないとなるとその不安は国内での旅行とは比べ物になりません。そういった意味でもトラブルに見舞われた際に日本語で話ができる保険サービスに加入しているというのは大変心強く感じます。

また、不安を感じた段階で日本語で相談できる相手がいるというのは安心です。海外旅行保険では、日本語で相談、対応を受け付けているものも多数あるので保険加入の際のひとつの判断基準にしましょう。

 

2. 必要な補償内容

次に、海外旅行保険でとくに注目したい補償内容と、必要となる補償額の目安についてです。

2−1. 注目すべき補償は「治療・救援費用」と「携行品損害」

海外旅行保険
画像は実際の海外旅行保険(ネットdeトラベル)の保険契約確認書(青枠は著者追加)。

海外旅行保険の補償内容は大きく5つにわけられます。

海外旅行保険〜5つの補償内容〜

1、治療・救援費用 ケガや病気の治療費&救援のために海外に家族が訪れた際の費用。
2、携行品損害 盗難被害にあった際に支払われる。
3、賠償責任 人身や人の持ち物、公共物などを壊してしまった場合の費用。
4、死亡(病気、傷害) 旅行中に死亡した際に支払われる。
5、航空機遅延費用 飛行機が遅れて場合の宿泊代・食事代などを補償。

補償項目ごとに補償額も内容もことなります。また、保険料に締める割合のうち最も多いのが治療費で約70%を占め、次に多いのが約10〜15%と携行品損害。実は補償額が多い死亡保障などは10%と保険料に占める割合は少ないのです

つまり仮に10000円の保険料ではあれば「1、治療・救援費用」が保険料のうちの「7000円分」がその購入費用にあてられているという意味となります。保険会社は確率論で仕事をしていますので掛け金に占める割合が多い項目は、それだけその補償が適用されるケースも多いという言う事になります。

では次に実際に保険が支払われている補償項目を多い順に見てみましょう。

2−2. 事故件数の多い補償項目

1位. 治療/救援費用 (45.9%)
・怪我や病気の治療費用、救急車交通費、家族が現地にかけつける渡航費用など。

2位. 携行品損害(34.9%)
・スーツケースやカメラ、携帯電話等の手荷物の盗難や破損を補償。

3位. 旅行事故緊急費用(16.5%)
・航空機の遅延や欠航、手荷物が現地に届かない時などの交通費や宿泊費。

実に上位3項目で全体の約98%。また、保険会社が発表しているこの順位は長期にわたって変動していません。つまり海外で保険が適用される主なトラブルというのは、

①病気や怪我にまつわる費用
②盗難などの持ち物トラブル
③飛行機乗り継ぎ時のトラブル

の3つのケースがほとんどです。以上の理由から海外旅行保険に加入する際は上記内容をしっかり加味したうえで適切なものを選びたい。

また、海外旅行保険の落とし穴としてよくあるケースが「最大補償額」を重視してしまうというケースだ。クレジットカードなどの表示で「最大1億円」などと表示されているその多くは死亡補償をさしていて、治療費、携行品損害が十分でないケースが多々あるので注意しましょう。

まとめると、ここで大事なポイントは以下の4点だ。

1. 補償には大きく5つの種類がある。
2. とくに重要なのは「治療・救援費用」「携行品損害」
3.「航空機遅延費用」は加入するとよりよい。
4. 最大補償額に惑わされず「治療・救援費用」「携行品損害」の額を確認すること。

では、次に具体的に補償額はいくら必要になるのか目安を確認しておこう。

 

3.必要補償額はいくらを目安にするべきなのか。

保険の必要補償額については個人の価値観や健康状態などによって大きく異なる。その点を留意した上でここではおおまかな目安と額を決定するうえでの注意事項などを説明します。

3−1. 病気や怪我にまつわる費用/治療・救援費用について

治療費に関しては国によって大きく異なるので一概にはこれだけあれば絶対大丈夫とは言い切れません。大事なのは原則として海外旅行先では医療費の全額を自己負担することになる事、日本は先進諸国に比べて相当に低い医療費であるという事は認識しておく必要があるでしょう。

その上で、具体的な話をするとアメリカや医療費が高い国で救急車を利用して治療を受ける、もしくは入院をして簡単な手術を実施した場合、それだけで数百万円以上かかる場合があります。そのため最低でも300万円、できれば目安として1000万近くあると安心かもしれません。

ここで強調しておきたいのは海外旅行保険付きのクレジットカードで1枚ではこの額を補償できる可能性は低いということです。多くのカードが治療費は50万円程度で、高額の最大補償額は死亡補償をさしています。

※クレジットカードは1枚では心もとないですが、クレジットカードの保険を利用して限りなく安くお得に保険を受ける方法もあります。➡クレジットカードを利用して海外旅行保険に安く賢く加入する方法。

 

3−2. 盗難などの持ち物トラブル/携行品損害について

携行品についてはあなた自身が何を海外に持っていくかによります。海外旅行にもっていく高額な物として、ノート型PCやタブレット、スマートフォンなどに加えて、一眼レフカメラなどが盗難にあいやすい携行品です。一般的な目安として30万円もあればひとまずは安心かと思います。。

ただし通常の契約では携行品損害に関して、以下の4点で注意が必要です。

①携行品損害は盗難やひったくりは対象になるが、置き引き・紛失は対象外。
②携行品1個(1組または1対)あたり10万円が損害額の限度。
③損害額は時価で判断される(使用して1年経過しているものは1年分の消耗分が差し引かれる)。
④海外旅行保険の契約上、危険と判断されているスポーツの用具、サーフボード等は契約対象外。

特に②の限度額は10万以上する高価なものは全額が補償されるわけではないので注意しておきましょう。

 

3−3. 飛行機乗り継ぎ時のトラブル/航空機遅延費用etc

数百円でつけられる場合が多いので保険に加入する際は迷わず付け加えておきましょう。また、航空機遅延費用や手荷物遅延費用はクレジットカードに付随している場合が多いので確認してみることをお忘れなく。

 

3−4. そのほか/死亡保険、賠償責任 etc

死亡保障:生命保険に加入している方や、クレジットカードでも多額の補償額がついている場合は決して不要とは言えないがそ優先順位は低いかと思います。

賠償責任:クレジットカードに付随しているものが多く、また保険に加入する際も掛け金が安くて、補償額も大きいのが特徴です。

 

まとめ:海外旅行保険への加入は必須

旅を快適なものにするためいは準備の段階で安心して楽しめる状況をつくることが重要です。治安や犯罪事例を気にしすぎて楽しめなくなるのもよくありません。海外旅行保険は外務省は公式WEBサイトでも加入を勧めていますのでクレジットカードなどを利用して賢く加入しましょう。

ひとつ精神論的な内容になってしまいますが、海外旅行に行く際に覚えておかなければならないことは、あなたが不安を感じすぎているとすれば、それは何よりもあなた自信が納得できるほど十分な準備ができていないという証拠だということです

現地治安状況の確認や、保険準備などを怠わらず、旅行者の心構えとして不慣れな場所で疲れていると判断力が鈍りやすい、そしてそもそも自分=旅行者は狙わやすい存在である、そういったことをきちんと肝に命じて、最善の準備をしておきましょう。
海外旅行保険の必要性について、十分に理解ができたら以下の記事に進みましょう。

・クレジットカードを利用して海外旅行保険に安く賢く加入する方法。
・海外旅行保険付きクレジットカードのおすすめと5つの確認事項。

PHOTOGRAPH BYGotCredit(Insurance)