海外旅行保険とクレジットカード

クレジットカードを利用して海外旅行保険に安く賢く加入する方法。

海外旅行保険は掛け捨ての保険にも関わらず、必ず加入しなければならないものです。

特に海外に行く回数が多い方や海外での滞在期間が長い方は、もう少し安くならないかとな・・思った事はありませんか?また、あわてて空港で保険の手続きをして思ったより高くなったという経験もある方も多いかと思います。

今回は海外に行く度に、「①毎回の手続きが簡略化され」「②支払い金額が安くなるよう」いかに海外旅行保険に賢く加入するかという点に絞って手順をご紹介したいと思います。

 


1. 旅行保険に安く賢く加入する為の3つのステップ

海外旅行保険に安く賢く加入する方法

STEP1. 手持ちのクレジットカードの補償額/内容を確認する。

すでにクレジットカードをお持ちの方は、まずはカードに付帯している海外旅行保険の内容を確認してみましょう。カードの内容によって補償内容や額は大きく異なります。年会費無料でも補償額が大きいものもあれば、ゴールド以上のカードでも補償が驚くほど低いものもあります。

チェック項目は以下の3つです。

1、自動付帯か利用付帯か。
・持っているだけで補償が適用されるのか、現地でカードを使わなければ補償されないものか。
2、キャッスレスかどうか
・治療費が立て替えになるかどうか。
3、各補償額の確認
・特に補償の支払いの98%を占める治療費、救援費、携行品損害、旅行事故緊急費用※1。

また、カード付帯の保険は死亡保障を除き、合算が可能となります。もしあなたが3枚のカードをもっているとすれば、それぞれのカードの合算額が補償されるという意味です。

治療費は合算される。

死亡補償はそのカードのうち最も高額なものが適用される事も覚えておきましょう。複数毎お持ちであれば簡単な表をつくってまとめておくと後々便利かもしれません。

海外旅行保険の必要な補償内容、必要額の目安について知りたい方は「海外旅行保険が必要な3つの理由」の記事(ページ下部)を参考にして下さい。

 

STEP2. 年会費無料のクレジットカードを複数枚申し込む。

手持ちのクレジットカードでは補償額が足りないとわかった場合、以下の年会費無料のクレジットカードを発行しましょう。無数にあるクレジットカードのうち「JCB EIT」と「エポスカード
」の2枚が断然おすすめです。

特筆すべきて点としては、

1、自動付帯である(持っているだけで補償が適用される)。
2、キャッシュレス対応である(無料で治療が受けられる)。
3、補償額が大きい。
4、発行しやすい。
5、年会費が無料。

つまり上記で紹介したカードは「発行しただけで多額の海外旅行保険の補償が自動/無料で受けられる」というカードです。海外旅行保険をクレジットカードで補う場合は絶対発行しておいたほうがいいカードです。数あるクレジットカードでもこの条件を満たす物は非常に少なく、さらに2枚カードを発行すると合算で以下の金額が自動で補償されます。

 

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
JCB EIT
JCBETカード
2,000万円 150万円 2,000万円 20万円 100万円
【エポスカード】

海外旅行保険ならエポスカード
500万円 200万円(+) 2,000万円(+) 10万円(+) 200万円(+)
合計 2,000万円 350万円 4,000万円 30万円 350万円

上記の2枚を発行し、手持ちのカードの補償額を合算して頂ければかなり補償額もかなり大きくなるはずです。海外に行くたびに保険料を支払っていた方は、出発のたびに保険に申し込む必要も無く、保険料の大きな節約になることがおわかりいただけるかと思います。

また、クレジットカードを持っていないという方は、この際にカードを作っておくことをお勧めすします。今や海外旅行にクレジットカードは必須で、多額の現金を持ち歩く必要がなく、キャッシングにも利用でき、何より飛行機の予約などカードがなければ支払いさえ出来ないという場合もあります。

上記のカードは比較的若い方でも取得しやすく、審査も緩いです。海外旅行に行く際にはクレジットカードは必須のものになりつつあるので、どちらか1枚作る場合であれば海外でもっとも使用できるブランド「VISA」が使えるエポスカードを作るのをおすすめすします。まだカードを発行したことがない方はこの機会に発行しておきましょう。

 

STEP3. 補償の上乗せをしたい方はバラ掛け(必要な分だけ)で申し込む。

もし自身のクレジットカードの補償内容、年会費無料のカードを発行してもまだ補償内容に不安を感じられる方は「必要な分だけ」補償を上乗せしましょう。

通常、海外旅行保険に申し込む際はこちらから指定しなければセットで申し込みをすることになります。手間が省ける分、余分と思われる補償内容がついていてもセット価格で割高の保険料を支払う事になりますが、自分が必要としている補償内容と補償額さえ把握していれば簡単に申し込みができます。

バラ掛けする際は、ネット専門の海外旅行保険で加入するのが断然おすすめです。クレジットカードの補償を除くと最も保険額が安いのがネット専用の旅行保険会社です。ネットに特化することでランニングコストを減らし空港や旅行代理店で加入するよりも安く保険を提供しているのが特徴なので是非利用してみましょう。

ネット専用の海外旅行保険でおすすめは「t@bihoたびほ」です。

※ただしフリープラン(バラ掛け)とはいえ、最低補償額や内容があらかじめ制限されていますので100%カスタマイズできるわけではありません。

 


2. 【補足】旅行者タイプ別/賢い旅行保険の加入方法

2-1. 年に複数回海外に行く方はゴールドカードを作成する。

年に複数回海外に行かれる方は、ラウンジ利用などもサービスが付帯しているゴールドカードを検討してみるのがおすすめです。繰り返し海外に行く事を考えれば、年会費を払っても十分に安く、様々なサービスが利用できるので旅行者にとっては大変お得なカードがたくさんあります。先にあげた年会費無料のカードと海外旅行に便利なゴールドカードを発行するだけで合算すれば700万近い治療費が補償されますので旅行保険とはしては十分な額になります。

おすすめするのは次の2枚です。
◎セゾンゴールド・アメリカン・ エキスプレス・カード
(自動付帯/医療費キャッシュレス)

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
セゾンゴールド・アメリカン・ エキスプレス・カード
海外旅行保険ならセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカード
5,000万円 300万円 3,000万円 30万円 200万円

このカードの特徴はなんといっても「家族特約」。自分がカードを持っているだけで、家族(配偶者・子供・親)までも海外旅行傷害保険を受けられるという、非常に優れた特典がついていることです。このカードをもっているだけで、自分が同行しない海外旅行にも家族に保険が適用される!とういう素晴らしい特典がついています。ご家族がいる方はぜひとも持っておきたいおすすめの1枚です。

また、以下のカードは世界400以上の都市、120以上の国や地域で800ヵ所以上の空港ラウンジを使用できる「プライオリティ・パス」が無料で使える唯一のカード(通常プライオリティ・パスはプラチナ以上でないと付帯しない)。度々空港を利用する方にとっては年会費1万円でも十分にもとがとれる「空港での過ごし方」をかなり快適にしてくる1枚です。

◎楽天プレミアムゴールド(自動付帯/医療費キャッシュレス)

カード名 死亡・後遺障害保険金 傷害治療・疾病治療保険金 個人賠償責任 携行品損害 救援者費用保険金
楽天ゴールド
楽天ゴールド
5,000万円 300万円 3,000万円 50万円 200万円

 

 

2-2. クレジットカードを発行したくない方はネットで申し込む。

上記のSTEP3でも触れましたが新規でクレジットカードを発行したくないという方はネットの保険会社をおすすめです。そしてその中でもおすすめしたいのが「t@bihoたびほ」「t@bihoたびほ」の引受保険会社ジェイアイ傷害火災保険は、旅行業最大手のJTBグループと世界的な規模で損害保険事業を展開するAIGグループとの合弁会社で業界での知名度も高く

ネット保険は保険料が安く、サービス内容も他で申し込むのと遜色ないのがメリットです!

ただしもちろんデメリットもあります。それは「持病対応」「歯科治療対応」に弱いということです。持病の悪化を補償する保険商品もあるが、これらの補償は対面契約が必要になるのでネット保険では補償できません。持病の不安を抱えている方には、ネット契約の保険はお勧めできませんが、それ以外の方にはネット保険で契約するのが最も賢い選択になります。

 


まとめ:海外旅行保険は自分にあったものを賢く選ぶ。

海外に行く際、海外旅行保険はかならず加入しよう。ただし、クレジットカードを持っていれば大丈夫、言われたとおり申し込んだというのも危うい・・・。自分が加入している保険に関して、補償内容、額、その他しっかりとした知識を是非もっておきたいおものです。

以下に、上記で紹介した手順をまとめます。

STEP1. 手持ちのクレジットカードの補償内容/額を確認。
SETP2. 会費無料のクレジットカードを2枚申し込む。
STEP3. 足りなければネット保険会社で必要な補償をバラ掛けする。
補足1. 年に複数会行く方はゴールドカードを検討。
補足2. クレジットカード以外はネット保険が最も安い。

特にSTEP1、2の行程をしっかりとやっておけば以後海外旅行にいく際に、保険料を支払う必要もなく、準備する手間も省けるので是非取り組んでみてください。

PHOTOGRAPH BYpicture of money(insurance)